社会調査では社会現象をどのように調査し、データを集め、どのように処理し、どのような結論が導かれるのかを学習します。
不適切な手法で集めたデータは信頼性を保証できないだけではなく、誤った結論を導くこともあり、社会実験の各種手法とそれらの長所短所を理解していなければなりません。またデータ加工や処理の分野では統計学の知識が必要で、それらについても学びます。
主に対象に質問をして得られたデータからどのように結論を導き出すかを念頭においており、サンプルの抽出から質問表の作成、統計処理の方法を総合的に学びます。その他の社会科学分野でも類似の調査が行われることがあります。
教科書では調査の実例とデータから得られる結論があわせて紹介されていることもあり、読むだけで勉強になります。また本によっては統計トリック、回答誘導の手法を紹介しているものもあり、きちんと身につければ近年騒がれているメディアの嘘を見抜く目を養うこともできるでしょう。
社会学を学ぶ人だけではなく、社会科学を学ぶ人にも学んで欲しい科目です。
お勧め教科書
お勧めサイト
大阪大学
"質問紙法による社会調査データベース"
(各種大規模社会調査の結果をデータベースとして公開しており、変数を選択して出力することができます。)
立教大学
"社会調査法1"
2012前期 立教大学社会学科 村瀬洋一
(授業内容を概観することができます)
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