線形代数学とは行列と行列式に関連する理論を学ぶ科目です。非常に応用範囲が広く実生活にも深くかかわる分野で、ほとんどすべての自然科学、社会科学分野で大学初年度に必修となっています。
もとは一次関数の解法を研究する分野で、実際に操作として行うのは(ほとんど)特定の法則に従った四則演算のみです。線形代数学はこの「特定の法則」についての理論と意味を学ぶ学問といえます。現代では(大量の)四則演算部分はコンピューターに任せてしまうことが多く、さまざまな分野の計量・分析部門ではこの部分をコンピューターに行わせ、出てきた結果を利用します。線形代数を正しく理解していないとコンピューターに計算させる式を間違ってしまったり、その式すら作れないことになってしまったりするので、この科目をきちんと学び身につけておく意義は非常に大きいといえるます。
教科書によっては非常に身近な例を取り上げて理論を説明していますし、最も実生活に即した数学といえます。どの教科書でもそうですが順を追って進めていけば必ず理解できるようになっているので、まずは一冊教科書を購入して読み勧めていきましょう。あなたがつまづく場所は多くの人がつまづく場所でもあり、オンラインで多くの助言が得られることも特徴です。英語圏では多くの無料の教科書が公開されており、それらを用いた独学も可能です。
お勧め教科書
"線形代数インデックス "
(上位ページである理系インデックスの数学関連ページは、読み物としても非常に完成度が高くおすすめです。)
お勧めサイト(英語)
"Linear algebra"
Jim Hefferon
(オンライン教科書のPDFリンク)
"A First Course in Linear Algebra"
Robert A. Beezer
(オンライン教科書)
"Elementary Linear Algebra"
Keith Matthews
(オンライン教科書、各章毎にPDFが配布されています。
非常に分かりやすい記述で練習問題と解答付き。英語が苦手でないのならおすすめ。)
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