計算機科学概論ではいわゆるコンピューターに関連する幅広い分野について概説します。もともとは数学の一分野である計算可能性を検証する上で要求された仮想の計算機を研究する学問で、実際にコンピューターが発明されてからは現代文明を支える非常に重要な学問となりました。
現在われわれが生きるこの世界は、あらゆる分野でコンピューターの恩恵に与っています。コンピューターなくして現代文明は成立しえないと言ってもいいでしょう。この科目では計算機のメカニズム、アルゴリズム、自然言語とコンピューター言語の違い、計算可能性、そしてコンピューターの応用と最新のトピックなどを初学者向けに学びます。
世界の仕組みを一変させたコンピューター革命、戦争の行方を左右する暗号理論、そして神の存在を否定した不確定性原理、そして人工知能と量子コンピューティングの可能性など、関連する分野のトピックを抜き出して並べてみただけでドキドキしてきませんか?
そのほかにも、0と1の二進数の世界から、なぜこれほど複雑な計算を行えるようになるのか?どのように設計するのか?何ができて、何ができないのか?これから先どうなるのか?など興味深い内容が目白押しです。読むだけでためになること間違いなしの書籍がたくさんありますので、どれか一つ手にとって目を通してみましょう。コンピューターの世界を支えている精緻な理論と応用の手法は、学ぶ誰もが驚くことになるでしょう。万人におすすめの科目です。
おすすめ教科書
お勧めサイト
東京工業大学
"計算機科学概論"
佐々政孝 2012
"計算機科学概論"
佐々政孝 2011
(上記講義メモのPDFがダウンロード可能です。)
MIT Open Courseware
Prof. John Guttag
(講義ビデオの閲覧、講義資料、練習問題などのダウンロードができます。おすすめ)
Youtube
(上記講義のビデオシリーズですが、キャプションを翻訳することで日本語で視聴が可能です。おすすめ)
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