教育学概論


難易度:

学部生向け


習得時間:
30時間


教育学概論では教育学の各分野について概説する科目です。教育学は基礎分野である教育理論や教育哲学などの科目と、各教科や学校ごとの教育方法を学ぶ各論に分かれます。教育機関で起きうるあらゆる問題、非行、いじめ、若年妊娠などについてや、カウンセリング技術などの問題も学びます。また、学習に対するあらゆる現象を学ぶ科目でもあり、心理学や脳科学とも関連性をもつ科目です。

多くの教職課程では必修の科目で、社会事情を受けて数年毎に内容が変わっていく科目でもあります。教師を目指している人、目指していた人にはもちろんお勧めできる科目ですが、一般教養としても非常に意義深い科目です。先輩として、親として、上司として誰かを教育する機会がある方はぜひ学んでみましょう。


オンライン講義

広島大学 Web公開授業
"教育学部"



お勧め教科書



お勧めサイト

文教大学
 "教育と社会について考える"
太田和敬
 (教育学に関する教科書がPDFおよびEPUB形式でダウンロードできます。)

東北学院大学
"教育学講義"
氏家重信
(教育学に関する講義資料及び文章を見られます)

地球科学概論


難易度:

学部生向け


習得時間:
30時間


地球について学ぶ科目です。われわれの住む惑星地球は一つの巨大なシステムを成しています。この科目ではエネルギーや水の循環、地殻の変動、生態系、そして外部宇宙との関係など地球科学全般について初学者向けに学びます。

地殻の変動、物質、水、熱の循環、そして地球と生物の歴史、宇宙開発、観察技術、分析方法など学ぶ分野は多岐にわたります。それぞれの分野で日進月歩の技術進展があり、驚くべき研究成果が毎日のように届けられるホットな分野です。

学問としてもそうですが、読み物としても非常にエキサイティングな教科書が多いのも特徴で、どの教科書からも著者らの熱い地球愛が伝わってきます。老若男女問わず万人に学んで欲しい科目です。この科目を学んで自然・地球に対する愛を育みましょう。

オンライン講義

東京大学 (学術俯瞰講義) 
"エネルギーと地球環境"
西尾 茂文 他
教養学部・総合文化研究科 教養課程 2007 冬学期


お勧め教科書





お勧めサイト

ナショナルジオグラフィック
NATIONAL GEOGRAPHIC
(地球に関するさまざまなコンテンツが見られます)


"「異説、地球温暖化」 ― 生命と地球の進化論 ―"
東京工業大学 大学院理工学研究科
丸山茂徳
(著作のPDFが無料で見られます)

文学概論


難易度:

学部生向け


習得時間:
20時間


文学とは言葉により表現された個人の思想を学ぶ科目です。しばしば芸術作品を意味する「文学」と混同されがちですが、学問のほうを厳密には文芸学と呼び文学作品とは区別します。あらゆる時代のあらゆる言語作品を「よりよく読む」ことを追及する学問で、幅広い人文科学の知識が求められます。

哲学や学術分野の著作を扱うことはまれで、主に芸術作品を対象とします。またそれら作品に対する批評や翻訳を扱うこともあり、有史以来のすべての文字作品が研究対象です。人類の「記録」はほぼすべて文字で行われ、またこれからも蓄積され続けていくため、インターネット全盛の現代においても文学はその重要性を失いません。

文字だけで作られた世界を文学理論を手に探検していく、そんな開拓精神のある方はぜひお勧め教科書を手にとって見てください。



お勧め教科書






お勧め教科書(洋書)



お勧めサイト

[link]

社会学概論


難易度:

学部生向け


習得時間:
20時間


社会学概論は幅広い分野にまたがる社会学の各項目を見渡す科目です。政治学、経済学、経営学など、その他の社会科学系の科目以外の「社会」に関するすべての分野が学習対象になります。概論では 「社会学は何か」から、「集団」、「階級」などの社会区分や、「犯罪」、「自殺」など社会現象をどのように分析し、研究するのかを初学者向けに学びます。

社会学は近代社会の成立と共にヨーロッパで発展してきた学問で、人間の社会的行動によるあらゆる現象が研究対象です。あなたが生活する中で「なぜ?」と思った社会現象ををとことん突き詰めていけば、かならず社会学と向き合うことになります。また、さまざまな社会現象は既にタイプ別に分類され、名前がつけられています。あなたがふと日常で感じる「違和感」や、世の中に対する「もやもや」は社会学の研究対象です。概論を学んだ後は、あなたの興味に従って「○○社会学」を学んでみてください。


お勧め教科書


お勧めサイト

"集団社会学入門"

Blog
"社会学しよう"

経営組織論


難易度:
☆☆
学部生向け


習得時間:
30時間


経営組織論は組織、つまり企業の人的な関係について学ぶ科目です。階級や責任の所在、コミュニケーションの方法や、それぞれの部署の役割などを学んでいきます。非常に学際的な科目で、その関連領域は心理学、政治学、社会学、経済学、生物学など多くに渡ります。

組織全体に注目するマクロ的な視点、組織の要素に注目するミクロ的な視点、それぞれ両方からのアプローチが必要です。全社は組織全体のモチベーションや効率性などを学び、後者は個々の報酬や職能の分化などを学びます。
経営戦略論とはまさに車の両輪となるような科目です。実際の経営の現場ではすばらしい戦略を、優れた織論で実行することが求められています。


お勧め教科書



お勧めサイト

早稲田大学
"経営組織論"
(講義資料がダウンロード可能)


こちら経営応援サイト
"経営基礎講座"
(経営学の基礎を詳しく説明。その他コンテンツも充実)

経営戦略論


難易度:
☆☆
学部生向け


習得時間
30時間



経営戦略論は経営活動の基本と方向性を決定する方法を学びます。失敗すると企業の存続にもかかわる経営戦略を、どのように設定し、決定するのかを初学者向けに学びます。

経営戦略とは、どの層の顧客へどのようなサービス・商品を売り込むのか、競合する企業とどのように差別化を図るのかなどが含まれます。一見経営者の勘や業界の習慣によって決まるように思えますが、大企業はもちろん多くの中小企業でも、緻密な計算の元に最適と思われる企業戦略を決定しています。経営戦略論では最適な企業戦略の決定と、その評価、そして結果を受けて更によい戦略を練り上げるという一連のフィードバック全体を学びます。

「知らない」と「学んだことがある」の間には大きな差が生まれる科目で、抽象化すれば企業活動だけではなく家族内や町内の関係改善にも応用ができそうな科目です。


お勧め教科書



お勧めサイト

東京大学経営学大学院
"経営戦略"
2012
 (講義資料がダウンロード可能です) 東北学院大学
"経営戦略論"
2010
 (講義資料がダウンロード可能です)

経営管理論


難易度:

学部生向け


習得時間:
20時間


企業・組織の管理を学ぶ科目です。一口に管理といっても人・物・金・情報などその対象は多岐にわたり、ここでは経営管理の全体像を初学者向けに学びます。

管理する対象により学習内容も大きく異なりますが、どれも組織の運営には必要不可欠なもので、興味がある分野、自分の担当する分野があれば、更にそれを深く勉強していくといいでしょう。経営学に関する科目は皆そうですが、自分ひとりでは解決し得ないさまざま問題を、時には数学的方法で、時に経験的方法で解決する方法を学ぶことができます。


例えば人事管理論ではさまざまな能力を持った人材を適切に配置することで、個々の能力の総和以上の成果を出させること、情報管理論では情報を適切に管理することでアクセシビリティを上げ、情報流出のリスクを低下させることなどを学びます。世界で注目される日本独自の経営管理方式も多数あり奥の深い分野といえるでしょう。

巷で多くの有料セミナーが開催されている分野でもありますが、まずは独学で個々の分野をざっと学んでみましょう。あなたが組織の一員である以上、必ず役に立つ学問です。


お勧め教科書





お勧めサイト

(英語)
Harvard Business Publishing
(ハーバード大学ビジネススクールの各科目の教材がダウンロード可能です。)

Learner's TV
"Category:Management"
(著名なビジネススクールの講師たちによる経営学全般についての大量のビデオが視聴可能です)
 
FreeVideoLectures
"Management Information System"
(少々音声が聞き取りにくいですが、情報システム管理の講義ビデオが視聴可能です。)

経営学概論


難易度:

学部生向け


習得時間:
20時間ほど


経営学の基礎を学ぶ科目です。経営学では企業やNPO、行政法人などの団体を運営する方法論を学びます。実在の企業などの実例を通して発達してきた学問なので、他の科目と違って非常に実践的な手法で学習が進んでいくのが特徴です。また企業などの組織体に共通する法則や機能を追求する科目でもあります。

資本主義の問題点を指摘し、通信や情報科学の発達による未来の姿、貧困、飢餓、環境問題をどのように解決していくかなどを組織の問題として議論することもあります。企業経営を直接学ぶ科目だけあって教科書が数多くあり、著名な企業経営者が書いた世界的ベストセラーも数多くあります。

他の科目と比べて丁寧に分かりやすく解説しているサイトや教科書が多く、無償で公開されている教材も多くあります。非常に独学しやすく、また有用な科目であるといえます。何らかの組織に所属しており、その運営に疑問を感じているならば、ぜひこの科目を学んでみてください。


お勧め教科書









お勧めサイト


Kobayashikoichi.com
"経営学概論A"
(大学での講義資料がダウンロードできます。)

東海学園大学
"経営学入門I・II"
(大学での講義資料がダウンロードできます)

(英語)
Bookboon
"Management and Organization"
(メールアドレスの入力のみで多くの電子教科書がダウンロードできます。)

イスラム教概論


難易度:
☆☆
学部生向け


習得時間:
30時間


世界三大宗教の一つであるイスラム教について学ぶ科目です。日本人にとってあまりなじみの無い宗教ですが、キリスト教に次いで全世界に10億人を超す信者を持ち、その影響力は巨大です。

イスラム教は唯一神を信仰する宗教で、610年に啓示を受けたムハンマドにより開かれた宗教です。ムハンマドとクルアーン(コーラン)などについては常識として知っている人も多いと思いますが、概説ではハディースやシャリーアの内容や、基本的な教義である六信五行の紹介、またその他の基本的な教義やその他の宗教との比較などを通してイスラム教一般について初学者向けに広く学びます。

日本人にとってあまりなじみがない分、学習を進めるたびに多くの知的発見があることは間違いありません。イスラム教は世界経済や軍事バランスとも大きく関係があり、知れば知るほど世界の見方が変わる科目といえるでしょう。



お勧め教科書





お勧め教科書(洋書)



お勧めサイト

Wikipedia
"イスラム教"

日本ムスリム協会
"日亜対訳・注解 聖クルアーン"
(コーランの全日訳と注解が読めます)

(英語)
Middle East Institute
"Introduction to Islam: An Online Text"
(イスラム教について簡潔ですが非常によくまとめられています。)

キリスト教概論


難易度:
☆☆
学部生向け


習得時間:
40時間


キリスト教について学ぶ科目です。概論ではキリスト教の成立、その歴史、地理的な変遷から、その基本となる理念とその意味するもの、現代社会とのかかわりなどを広く初学者向けに学びます。

キリスト教は基本となる神についての原理は同一としながらも、現在さまざまな教派に分かれています。多くは教派では原罪及びキリストの贖罪と、復活による赦しを基本的な教義としていますが、それらを否定する異端と呼ばれる教派もあり、その信仰の様式は非常に複雑です。全世界で20億人を超える信者がおり、経済、社会、政治、軍事など人類の活動に与える影響は宗教界最大といえるでしょう。

教養として知っておきたいキリスト教についての入門科目です。



お勧め教科書



お勧め教科書(英語)


お勧めサイト

Wikipedia
"キリスト教"

(個人サイト)
"日本語の聖書"
著作権の切れた聖書の日本語テキストを無料公開しています。
 
(個人サイト)
"キリスト教文化入門"

仏教概論


難易度:

学部生向け

習得時間:
20時間


仏教について学ぶ科目です。その誕生から歴史、地理的な分布や基本的な思想などを初学者向けに学びます。

仏教は世界三大宗教の一つに数えられます。現在のインドで誕生し、各土地の信仰やその他の宗教の影響を受けながら多彩な展開をしてきました。仏教の基礎となる縁起・空の概念の紹介から、修行法、初期仏教から現代に至る変化、禅の思想、現代社会における意義、仏教諸般の問題などを幅広く学びます。

宗教を学ぶ上で大切なのは複眼的、客観的な視点です。仏教について英語で書かれた教科書も紹介しておきます。概念の定義や説明は日本語のものより分かりやすく書かれていることが多いので、英語ができる方にはこちらもお勧めです。


おすすめ教科書



おすすめ教科書(洋書)



お勧めサイト

Wikipedia
"仏教"
"仏教用語一覧"

(個人サイト)
"仏教研究"

(個人Blog)
"仏教の瞑想法と修行体系"

宗教学概論


難易度:

学部生向け


習得時間:
20時間ほど


宗教を対象に学ぶ科目。概論では宗教そ対象に幅広い分野にまたがる研究成果と方法を初心者向けに学びます。宗教学の対象とする分野は社会学、心理学、人類学、歴史学など多くの分野にまたがっています。文明と同時に発生したと思われる宗教について学ぶことは、すなわち人類について学ぶことで、学習者に多くの知見を与えてくれることでしょう。

今まで多くの宗教理論が構築され、検証されてきました。概論ではそれらを学びながら、宗教とは何かを明らかにしていく方法と理論を学びます。古今の著名な哲学者たちも独自の宗教理論を打ちたてており、宗教学ではそれらを読み解いていく作業も含まれます。哲学とも関連性の高い学問といえるでしょう。




お勧めサイト

京都大学大学院文学研究科・文学部
宗教学専修ホームページ

言語学概論


難易度:
☆☆
学部生向け


習得時間:
20時間ほど


言語学とは言語の本質と構造を研究する科目。概論では幅広い言語学の分野を広く浅く説明します。多くの人が言語学という学問と大学に入って初めて接することになるでしょう。何を、どのように、何のために学ぶのかを言語学の諸分野について初学者向けに学びます。

音声や語、文、意味、解釈など言語そのものの研究から言語の分化・進化、さらにはコンピューター言語まで非常に幅広い分野を網羅しているのが特徴です。

言語学にはいくつか歴史的な発見と転換があり、その転換ごとに研究対象が大きく変わって来ました。どの教科書にもソシュールとチョムスキーについての記述があると思いますが、彼らの業績については一般常識として押さえておきましょう。




おすすめ教科書



日本史概論


難易度:

学部生向け


習得時間:
50時間ほど


日本史を古代から現代まで概説する科目。高校日本史と重なる内容が多いですが、大学では年号の暗記よりも歴史のなぜ?に焦点を当てて講義していくことが多いです。ほとんどの日本人が当たり前だと思っている歴史はどのようにして発見され、検証されてきたのか、歴史学の手法で日本史を学習します。学者の数だけ異説のあるのが当たり前なので、教科書は同じ年代についてかたる別の著者のものをいくつか並行して読むのがいいでしょう。

多くの大学では教員免許取得のための必須科目となっており、教育者として必修の素養ともなっています。 日本だけでなく各国で自国の歴史を学ぶ国史の科目があり、外国語を勉強したらそれを用いてぜひ他国の国史も学んでいただきたいと思います。



お勧め教科書


お勧めサイト

NHK高校講座
"日本史"
2011 NHK
(全講義映像の視聴と講義ノートがダウンロードできます。)
 

史学概論


難易度:

学部生向け


習得時間:
20時間


歴史とは何かを概観する科目。なぜ歴史を学ぶのか?という根本的な問いについて、さまざまな角度から初学者向けに講義します。古代ギシリャから中国、近・現代まで、歴史家といわれる人たちは枚挙に暇がありません。歴史を学ぶのは半ば人類の本能的行為とさえいえます。

先人たちの研究結果を踏まえ、時にそれを批判しながら事実を明らかにしていく過程には、特有の困難と興奮があり、世界中で多くの人を魅了する歴史学の面白さがここにあります。本格的に足を踏み入れる前に、まずはこの科目で歴史を学ぶことの意味と手段についておさらいしておきましょう。

大学教育からは検定をされた教科書ではなく、学者が自論を展開する書籍を読み解き自分で検証していく学習が始まります。今まで学んだ歴史認識は一度すべて捨てて、新しい気持ちで歴史を見つめなおしましょう。この科目で準備運動した後は、東洋史概論、西洋史概論、日本史概論と進み、さらに特定の時代や国家、分野などの各論へ入っていきます。社会人にもお勧めの独学科目です。


オンライン講義

東京大学 学術俯瞰講義
"歴史とは何か"
羽田 正 他
2009 冬学期
(講義ビデオ、講義ノートをオンラインで視聴可能)



お勧め教科書




お勧めサイト

国立歴史民俗博物館
http://www.rekihaku.ac.jp/index.html
(データベースにて古文書や著作権切れの書物を公開)

アジア歴史資料センター
http://www.jacar.go.jp/
(明治・大正・昭和初期の公文書や外交文書を公開)

国立国会図書館デジタル化史料
http://dl.ndl.go.jp/
(膨大な著作権切れの古典、文学作品、絵画、史料を公開)

化学原論


大学化学の入門編。

化学全般にわたる最新の研究成果、応用方法、知見などを初学者向けに講義します。さまざまな分野の教授陣がオムニバス形式で講義をすることが多く、有名大学ではノーベル賞級の学者と対面できます。

化学はまさに現在の科学技術を根底から支ている学問であり、その最先端で研究活動を行う学者たちの生の声を聞くことは、われわれに大きな刺激を与えてくれることでしょう。


オンライン講義

東京大学 学術俯瞰講義
"物質の科学 ‐その起源から応用まで"
岡村 定矩他
2005冬
(講義ノートと講義ビデオ、教材などがダウンロードできます。)

(英語) 
MIT
"Principles of Chemical Science"
Prof. Catherine Drennan
Dr. Elizabeth Vogel Taylor
Fall 2008
(講義ノートPDFと講義ビデオ、教材などがダウンロード可能)

MIT
"Principles of Chemical Science"
Fall 2005
(講義ノートPDFと講義ビデオ、教材などがダウンロード可能)







お勧め雑誌



無機化学


難易度:

学部生向け


習得時間:
50時間ほど


有機化学と対を成す無機物について学ぶ科目。一酸化炭素と二酸化炭素は炭素を含むが無機物として扱います。生物の生活圏に存在する空間の大部分は有機化合物だらけで、その重要性は疑いようも無ありません。しかし一歩地球の内側や宇宙空間に眼を向けると、そこには有機物を上回る質量の膨大な量の無機物が存在しています。工業製品の総生産の重さで比較するとセメント、鉄骨、ガラスなどがあり、これらはすべての有機製品の重さを上回ります。

周期律、単体の性質から、結晶、金属、鉱物、ガラスなどの諸性質について、初学者向けに学びます。有機化学と並行して学びたい科目といえます。



お勧め教科書



お勧めサイト

(英語)
MIT
"Principles of Inorganic Chemistry II"
Prof. Daniel Nocera
Fall 2008
(教材と講義ノートがダウンロード可能)

MIT
"Principles of Inorganic Chemistry III"
Prof. Christopher Cummins
Spring 2005
(教材と講義ノートがダウンロード可能)

有機化学


難易度:
☆☆
学部生向け


習得時間:
50時間


有機物に関する化学を学ぶ科目。主に炭素化合物、例えばアルコール、カルボン酸、ケトン、エステルについてや、窒素化合物などの命名法、性質、反応性、合成法などを学びます。有機化合物とは、つまり生体、食品、毒物、プラスチック、繊維、燃料、医薬品などで、それらについての基礎を学ぶ非常に重要な科目です。

生物学とも密接に関連しており、ほとんどの教科書がたんぱく質、脂質、リン酸化合物などの項で生物学との関連を論じています。学問としての歴史は200年ほどしかありませんが、近代における人類の発展を文字通り支えて来た非常に重要な学問です。一見独学が難しそうな科目ですが、教科書は非常によくできており、化合物の構造や反応の仕組みを図示してくれているので、独習も可能です。また、それぞれの分野を詳しく解説した日本語のサイトも豊富なので、適宜参考にしましょう。


オンライン講義


 (英語)
Yale University
"Freshman Organic Chemistry"
Yale Course , Fall 2008 , Prof. J. Michael McBride
学部生向けの有機化学の講義をオンラインで視聴可能

UC Irvine
"Organic Chemistry"
Professor James S. Nowick
Fall 2009
(講義内容をオンラインで視聴可能)


お勧め教科書





お勧めサイト

Wiki Books
有機化学

ChemPort -有機化学者のためのポータルサイト-
http://chemport.seesaa.net/

おもしろ有機化学ワールド
http://www.geocities.jp/junk2515/index.html
「基礎有機化学講座」で大学生向け有機化学の説明がある。


(英語)
MIT
"Organic Chemistry I "
 Dr. Kimberly Berkowski, Prof. Sarah O’Connor
Spring 2005
(シラバス内容や教材、試験問題がダウンロード可能)

MIT
"Organic Chemistry II "
Fall 2003
(シラバス内容や教材、試験問題がダウンロード可能)

細胞生物学


難易度:
☆☆
学部生向け


習得時間:
30時間


細胞を一つの生物・生命体としてみた時の生命現象を学ぶ科目。各種細胞の構造、差異、機能、情報伝達、進化、ライフサイクルなどを初学者向けに学びます。すべての生物は細胞からできており、その細胞を学ぶこの科目は生物学の基礎ともいえます。生命現象の最小単位である細胞の機能を一つまた一つと学んでいけば、細胞の世界にも人間社会にも似た精緻なダイナミクスがあることが分かるでしょう。

細胞生物学を学ぶことは、引っ越したばかりの街で、どこにスーパーがあって、どこに本屋があって…と町の構造を学んでいくことに似ています。知れば知るほど自分の街に愛着が沸いてくるように、学べば学ぶほど生命に対する畏敬と慈しみが沸きあがってくる不思議な科目です。細胞を知ることは自分を知ること。学習対象はあなたが生まれてから死ぬまで、いつでもどこで何をしていても、あなたと共にあり、あなたのために働き続ける細胞たちです。細胞生物学は自分を知るための学問でもあります。

この科目では世界的スタンダードと呼べる教科書(Molecular Biology of the Cell 5E)がありますが、いかんせん価格が高く独学者が自分で購入するのは敷居が高いかもしれません。しかし価格に見合った価値はあり、死ぬまでに一度は通読しておくべき教科書として評価されています。

生物学の教科書と同様、全編カラーで図例が豊富です。生物学と並行して、もしくは直後に学ぶと理解が早いと思います。
 

お勧め教科書


.


お勧め教科書(英語)


お勧めサイト

(English)
National Institute of Health
National Institute of General Medical Science
”Inside the Cell”
(Free pdf textbook or e-pub file) 

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・お勧め教科書
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経済数学


難易度:
☆☆
学部生向け


習得時間:
20時間ほど


経済学に必要な数学知識を学ぶ科目です。社会科学系の多くの科目のうち、経済学はおそらくもっとも数学知識が必要な科目と言えるでしょう。学部レベルのミクロ・マクロ経済でも、中級以上を学ぼうとすれば数学の知識が必要不可欠です。

効用の最大化、リスクの最小化、価格の決定、不確実な要素などこれらを考慮するときに微分積分、確率統計の知識は必須です。またモデルの検証を扱う計量経済学では線形代数の知識も必要になります。この科目で身につけた数学知識はその他の社会科学で数理モデルを扱う時にも大きな力になることでしょう。

この科目では数学が苦手な人向けに書かれた世界的名著とも言える教科書があります。高校時代になぜ微積分を学ぶのか意味が分からなかったという人は、ぜひ学んでおきましょう。

お勧め教科書

[link]


お勧めサイト

Google Books
"やさしい経済数学のテキスト"

前表紙
鈴木孝弘 2007

早稲田大学 政治経済学部
"経済数学入門I、II"
配布小冊子(pdf)

生物学


難易度:

学部生向け


習得時間:
50時間


ほとんどの理系科目を習得する人にとって必修となる大学基礎の生物学です。生命現象におけるあらゆることを網羅的に学びます。今日の科学、特にバイオテクノロジーの進歩はわれわれ人類がより健康でより快適に生活するための礎となっており、その基礎分野を初学者向けに学習するこの科目は教科書を読み進めるだけで自分にとっての再発見のあるエキサイティングな学問です。

この科目の教科書はアメリカ製のものが非常に優れており、膨大な情報をイメージ化するため全ページカラーの図版・写真入りというのが標準です。この科目で生物学について全分野一通りの知識を得た後、興味を持てた各分野を深く学んでいくといいでしょう。

読むだけで面白い、楽しい、興奮する教科書というのは全科目を通じても珍しく、もしかするとこの生物学だけかもしれません。図版を多用しており、範囲も広いためその分教科書が分厚いですが、初めて独学するならこの科目をお勧めします。


オンライン講義

東京大学
"生命の科学-構造と機能の調和"
浅島 誠 他
2006 冬学期



(英語)
UC Berkeley
"Biology 1A"
Fall, 2012

UC Berkeley
"Biology 1B"
Spring, 2012


お勧め教科書




お勧め教科書(洋書)

 
    

    

    

お勧めサイト

(英語)
Mastering Bioogy

刑法


難易度:
☆☆☆


習得時間:
50時間


刑法とは犯罪と刑罰について規定した法律です。どのような行為が犯罪となり、その犯罪にどのような刑罰を与えるのかが明文化されています。この科目では日本の刑法について学びます。

法律を二大分すると公法と私法に分けられ、前者は個人と国家のかかわりに関する法、後者は個人と個人に関する法を指します。日本において刑法は公法に分類され国家や時代の当然の倫理に沿って処罰されるべき行為を規定します。犯罪やその判決についてはさまざまな学説からの主張とそれぞれに対する反論があり、刑法は非常に複雑な体系を持ちます。大学でもディベート形式で講義が進められることがあり、一度ハマると抜け出せなくなる中毒性の高い科目です。


お勧め教科書


お勧めサイト

法務省法令データベース
刑法

民法


難易度:
☆☆☆☆



習得時間:
100時間


民法とは日常生活の基本的なルールを定めた法律で、日本の法律の中ではもっとも条文数が多いものです。この科目では日本の民法について学びます。

法律を二大分すると公法と私法に分けられ、前者は個人と国家のかかわりに関する法、後者は個人と個人に関する法を指します。民法は私法を代表する法で、個人の意思を尊重しながら、国民生活の規則を規定するものです。条文数が多いので学ぶ内容が膨大ですが、法文の一条一条が国民生活と密接に関係しているため、判例とあわせて学べば非常に学びやすい法律だともいえます。通常は民法IからIVなど2-3年かけて全条文を学んでいきます。


お勧め教科書


お勧めサイト

法令データ提供システム(法務省)
民法全文
民法マン(民法全条文解説サイト)

憲法


難易度:
☆☆
学部生向け


習得時間:
40時間ほど


あらゆる法律の基礎となる憲法に関する諸問題を学ぶ科目。特に日本国憲法について学びます。その成立過程や近年における憲法訴訟の結果とその根拠、また諸外国の憲法との比較を初学者向けに学びます。

あらゆる法律の基礎となる憲法を深く掘り下げて学ぶことで、民法や刑法などの各法律を学んで行くための基礎を身につけることができます。また日本の近代史と密接にかかわる憲法の成立を学ぶことはあなたの人としての素養を確実に広げてくれることでしょう。あらゆる日本人に基礎教養としても学んで欲しいお勧めの科目です。


お勧め教科書




お勧めサイト

法学館憲法研究所
日本国憲法の逐条解説